2/7 カナダ大学生のある1日: A Day of a University Student in Canada

カナダ政府が留学の悪を退治する!と本気になり、まずは留学生数の大幅削減を決めてから興味深い混乱が起こっているカナダです。
でも、そんな混乱の中でも、1日たりとも気が抜けないのがカナダの大学生。

学期が始まって一ヶ月ほどたった大学生たちは、世間の騒ぎなど構っている暇はありません。アサインメント、アサインメント、アサインメント、Mid-term, Mid-term、アサインメントと毎日後ろから追いかけてくる怪獣よりも速く走らないといけない〜〜と、必死です。

そんな1日をご紹介。
現役大学留学生(University of British Columbia)に協力してもらいました。 Thank you〜〜!

普通の日のスケジュール:

7:30 am 起床

カナダは広い広い国です。大学のある場所によっては、冬のこの時間はまだ真っ暗。University of Albertaのあるエドモントンでは、8時半くらいまで明るくなりません。ちょっと起きにくいですね。

8:25 am 大学に向けて家を出るのがこの時間。

大学寮に入れない学生がかなりの人数に達しているカナダ。住居を見つけるのも大きなストレスです。Sharehouseを探して入居するケースが多くなっていますが、高い高い。部屋を使わせてもらうのに毎月$1500から人によっては$3000もの出費に耐えている留学生もいます。

Sharehouse,アパートなどからは、バスで通学するケースが多いですが、ストライキの非常に多いカナダでは、いきなり公共交通機関が数ヶ月止まるなんてこともありますので、なかなかのストレスです。
バス代は、U-Passという大学生用のものがありますので、安く動けます。

9-10 am 最初の授業受講

大学生のスケジュールは、もちろん、個々により異なりますので、朝の授業を敢えて選ばない学生もいるようです。早起きは苦手かも。
ただし、脳の24時間リズムを正常に保ち、脳を最大限に動かすには、このくらいの朝の授業はプラスの影響がありますよ。

10 am -12 pm 大体この時間帯は、授業の復習や、アサインメントに当てます。

授業以外の時間は、まずほぼ勉強していると考えて下さい。
日本の大学生のように、バイトやサークル活動などは日常スケジュールには入って来ません。留学生にはバイトなどしている時間はまずないですね、勉強についていくだけで24時間でも足りないです。

面白い相談が来たことがあります。
「カナダの大学に留学したいです。サークル活動が活発なところを探そうとGoogleしたのですが情報が出てきません。教えて下さい。」
ははは、と、大笑いしました。
「カナダの大学には日本的なそんなものは存在しません。Googleしても出てこないのはそのためです。」

12-12:30 pm 教授やインストラクター、Teaching Assisantにアクセス出来る時間帯です。

困っている箇所、質問などをこの時間内に、それぞれのオフィスに押しかけ聞いてまわります。

12:30-1 pm お昼ごはん!

最近のカナダのインフレは凄まじく、Cafeteriaでもかなりの出費です。ですから、自分でランチを作って持ってくる学生も多いと思います。
カナダの大学を卒業したパートナーのRobertは、少しでも費用を節約するために自分でマフィンをしこたま作り置きし、それを昼ごはんに持って行ってたそうです。

1-2 pm 次の授業の準備

読む量が半端ないカナダの大学。授業内容を理解しようと思ったら、難しい資料や教科書を何十ページも前もって読んでおく必要があります。
そうでないと、授業中のDiscussionにも「は???」と参加が出来ません。
Discussionへの参加は、最終の成績にも大いに関係して来ますので、大汗かきながら留学生たちは必死で読みまくります。

2- 3:30 pm 2つめの授業

この学生は、うまくスケジュールしてますね。
十分間をあけ、予習・復習時間が取れるスケジュールです。 Good !

3:30 pm – 9 or 10 pm (until I leave school)

予習・復習(主に読むこと)に集中
大体、大学を出るのがこんな遅い時間になります。
最近はカナダも危険になってますので、気をつけてね!
このためにも、うまく寮に入れることがベストです。
この時間に公共交通機関で移動するのは、特に女子学生にはかなり心配なことです。

10:30-11:30 pm

やっと帰宅し、シャワーと晩ごはん
この晩ごはんがなかなか大変。
寮にいる学生はCafereriaを利用するでしょうが、栄養バランスの取れる食事を見つけるのは難しいでしょうね。
また、Sharehouseやアパート住まいの学生は、本来は自炊して栄養を考えた食事が脳にはベストですが、時間的、そして費用面で今はとても難しい時代になってしまいました。

until 12:30 am この時間まで勉強

アサインメントに取り組んでいる場合は、午前2・3時頃まで勉強
そうです、寝る時間は余りありません。
それほど勉強の量がすごいです。
怠けて遊んでいたり、バイトばかりしていたりすると、あっという間に落第してしまいます。

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学期中の様子

最初から最後の最終試験の週まで、アサインメントのない週はありません。
毎週毎週アサインメントと格闘します。

Art(人文系)専攻の場合、1学期中に大体4〜6のアサインメントがあります。
コースによっては1〜2回のMid-termもあります。
プラス2つ程度のアサインメントも追加されます。

Science専攻の場合は、終わりが見えないほどMid-termの連続です。
Microbiome専攻の学生によると、毎週木曜日にMid-termがあり、全部で6回になります。
これが、例えば9月からの学期だと、9月中旬から11月まで続きます。

勉強はどうやるかって?
1人でひたすら頑張るか、自分に合ったグループを見つけて一緒にやるか。
自分が向いている勉強法を選んで下さい。
Final examは、全成績の50%以上を占めますので、十分勉強して臨むこと、です。

え?エンジニア専攻したいって?
Good luck!
10〜16、いやこれ以上のMid-termがありますよ。
全成績のたった1%しかもらえないアサインメントが山程でますが、やらないとどんどん成績が下がりますから気を抜けません。
もちろんFinal examも残酷で、全成績の50%以上を占め、しかも最後の週にまでアサインメントが出ます。

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かなり前に、教え子がUBCのMechanical Engineerの学位を取りました。
😊ニコニコしながら頑張ってましたよ。
余程自分に合ってたんですね、この勉強が。

そうなんです。
カナダの大学は過酷です。
カナダで生まれ育った、英語が母国語の学生にも相当過酷な勉強が待っています。
1年目のドロップアウト率が高いのも理解出来ますね。

でもね、UBCのMechanical Engineeringを卒業した教え子のように、みな、特にカナダの学生は自分の持って生まれた特別な能力を伸ばすために大学で学びます。
日本のように「みんな行くから」「就職のため」ではないのがカナダの大学。
本気で勉強して、自分が持っている大切な自分だけのギフトを完成させる所です。
友達をつくる場でもなければ、サークル活動をする所でもありません。
とにかく、勉強・勉強・勉強して、社会が求める知識とスキルを、自分のギフトとプラスし、卒業後は、それらをアピールして仕事に就きます。
これがカナダの大学。

みんな一緒の就活をして、専攻も何も関係なく、とりあえず雇ってもらうための準備場所でもありませんよ。
そんな目から、この大学生のある1日を読むと、「ははぁ、なるほど?」と見えて来るのでは?

日本の大学生の1日の読書量はなんと涙の出そうな32分とか。
酷いですね。 これが大学ですか。
本を読まないで卒業出来る日本の大学、寂しいですね。
カナダの大学生は、そんな調査なんか必要ないほど、1日中本を読んでいないと間に合わないことがおわかりですか?

自分のギフトを伸ばし、自分を価値を高めるために大学に行きたいですか?
じゃ、日本になど留まらず、カナダにいらっしゃい。
過酷な勉強を毎日続けられるならね。

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