どちらが人間の書いたエッセイ?どっちがAIの書いたエッセイ?その理由は?

同じトピックについて(I want a sheep.)人間とAIとがエッセイと書きました。

どちらが人間でどちらがAIでしょう。

その理由は?
考え込みましたか?

それとも簡単にわかりましたか?
答えを送って下さった方、Thank you!!

これに答えることが出来たら、AIにコントールされることなく、AIを人間として完全に利用出来るかも。

それでは回答と説明です。

Essay1:

My friends want a pet dog, but I need a herbivore. I want a sheep. First, a sheep can cut grass. I live on the prairie and have a lot of grass around my house. It grows very high and is difficult to cut. However, sheep eat grass and can keep it short. In addition, I want a woolly pet. My cousin has pet sheep, and she says that they are smart, friendly and have soft wool. I want to hug a soft, woolly sheep. Last, I want to make cheese from sheep milk. Sheep milk is nutritious, and I love cheese. I want to make feta cheese from sheep milk. I hope to see a sheep happily eating the grass around my house someday soon.

Essay2:

I would like to have a sheep because sheep are gentle, friendly, and useful animals. Unlike many common pets, sheep have unique personalities and can be enjoyable companions to spend time with. They are also important animals in agriculture because they produce wool, which can be used to make clothing and other useful items. In addition, sheep help maintain grassy areas by grazing naturally. Having a sheep would teach me responsibility because I would need to make sure it has food, water, shelter, and proper care every day. Taking care of a sheep would help me develop important life skills such as commitment, patience, and compassion. Overall, I would like a sheep because it would be both a rewarding pet and a valuable learning experience.

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Essay1が人間の書いたエッセイです。

ChatGPTの書いたEssay2には決定的に欠けているものがあります。

気がつきましたか?

1. 「自分の経験・観察」です。

もちろんAIは自分で経験したりすることは不可能です。
人間の子供みたいにワイワイ外遊びしたりするなんて聞いたことないですから。

Essay1の「経験」を緑色にしました。

Essay2は一般的な説明が長々と続くのみで、「経験」は皆無です。

仮定的なことを羅列するのもAIの特徴です。”would”がたくさん使われていますね。実体験がないから、仮説を書くしか方法がないのでしょう。経験」のなさを必死でカバーしているのかも。

英語のエッセイに一番大切な要素:自分のこれまでの経験・観察を含み、それをもとに書いて行くこと。
特にカナダに高校留学を計画しているあなた。
自分の経験・観察とWriting、そしてReadingとを結びつけて考えることは小学1年生から相当訓練されるカナダです。

ですから、その大切な要素が欠けているエッセイをいくら書いても先生の評価は低いままです。
「困った。。。」と、いくらAIに頼っても役に立ちません。
英語の正式なエッセイの基本をマスターしてから留学すること。
大学生も高校生も同じです。
もしどうしても(こんな困ったちゃん留学生にはならないこと)自分で書けないのでAIに頼るのであれば、AIが書いたものに「自分の経験」を入れ込むこと。

でもね、先生には一発でバレますよ。
だって、AIの書く文章は退屈なくらい「文法が正確」「結構難しい単語を使いこなす」ですが、日本からの留学生の文章には文法ミスがかなり多いですし、難しい英語の語彙を使いこなすことが超苦手です。
つぎはぎだらけのエッセイになりますね。

2. Introduction sentence

Essay1と2の最初の文をみて下さい。

AIのにEssay 2にはエッセイに必須のIntroduction が欠けています。
これはエッセイの基本ルールです。

読者の興味を惹くために大切な最初の文がありません。

いきなり”I would like to have a sheep because sheep are gentle, friendly, and useful animals.”と、非現実的なだらだら長い文で始まっています。
みなさん、今までにgentle, friendly, and useful animalsなどに接したことがありますか?これを最初に読んだだけでも「なんじゃ、これ?非現実的。」と興味が失せてしまいます。

AIは落第!

3.英語のエッセイの説明は思い切り具体的でないといけない

クリティカルシンキングの土台があるエッセイは、まず紹介の説明のあと、個人の経験・観察を使い、これでもかというほど具体的な事例を面白く書いていきます。

これが英語エッセイのルールです。
これで評価が決まると言ってもいいほどです。

Essay2は、具体的な事例はなく、一般的な概要だけを退屈な長々しい文で述べているだけです。

Essay1には個人的体験が入り、文章の長さや構成もまるで飛び跳ねるようなエネルギーを感じます。
ここがAIがまだまだ人間には敵わないところです。

Essay1にある具体例にはこんなのがあります:

I … have a lot of grass around my house. (自分の家に周りの様子が目に見えるようです。)
I want to make feta cheese from sheep milk.(へぇ、フェタチーズって羊のミルクから出来るんだ!と興味深いです。)

それと比べ、ChatGPTのEssay2には概要説明のみ:

…they produce wool, which can be used to make clothing and other useful items.
“clothing”などと書く代わりに: sweaters, mufflers and winter hatsと書けばいいのに、AIはまだそこまでの能力はありません。
“useful itemsって聞いて「は?何?」ですよね。代わりにpot holders and blanketsなどを使う能力もAIにはまだありません。

ほら、だいぶわかって来ましたか?
AIの書くエッセイは、読んだ瞬間バレるほど足りないものが明確です。
普段生徒のWritingを指導している先生たちも、もちろんエッセイ指導のRobertも私も、最初の2,3文読んだだけですぐわかります。

先日のコラムでも書いたように、AIはそのように作られているんです。

あなた自身が「AIとはいったい何か?」の知識と「AIが生成する文章は事実にそくしているとは限らない。単に膨大なLanguage baseからランダムに、あなた向けに選んだ言葉の組み合わせに過ぎない。読者が気にいるように書いてくれるのではなく、与えられたテーマに合わせてあなた好みのエッセイに見えるような、言葉を並べているだけ。」と理解しているなら、AIを利用することも可能かも。
AIに足りないところをあなたが補足すればいい。

その「補足」には、あなた自身が高いエッセイの基本能力を持っていることが必要なのも忘れないように。

もし、AIは優れており、そのエッセイの質はそのままで高いと勘違いしているのなら、非常に危険です。
あなたの脳にどんな危険が迫っているのか、それは次回に書いてみます。
将来のある、もともとの能力の高い日本の生徒の能力がAIに潰されているのは見るに耐えません。

エッセイの基本を学びたい方、カナダクラブのEssay Basicsにいらっしゃい!
AIに翻弄されないために。

Machiko Osawa
Robert McMillan
カナダクラブ