カナダ留学事情、大きく変わりそうです。
ついに政治家たちが本気で動き始め、「正直でなく、誠実でもなく、品位も失ったカナダの留学プログラム」に本気でメスを入れるべきだと何歩も踏み出します。いくら何でも、さすがに詐欺・インチキが多すぎました。
その情報をと「カナダ高校留学の実態」eBookを広く無料で公開し、日々のカナダ留学ニュースを日本の親子に届けて来ました。それでも、「でもでも高校留学して早稲田に行った!トロント大に行った!とエージェントが。。。」と、いかさま情報に踊らされ、大切な10代後半を溝に捨ててしまう日本の高校生があとを絶ちません。中には「You Tubeなどでは留学は楽しいと言ってます。私の夢を壊さないで下さい。」と言う人もかなりいますよ。そんな方に私から言えることは「じゃ、カナダに来てから夢が壊れるのを見て下さい。」としか言えません。
語学学校も同じ。日本の高校での成績も低い日本人を嘘の情報でドサドサ語学学校経由で大学に!と送りつけるエージェント。偽物Coopとやらで、詐欺まがいの私立キャリアカレッジなるものにやって来る日本人社会人。今年だけで2桁にのぼる深刻な相談がありました、「全くサイトで言っていることと違いました。」
さぁ、カナダの議員が腰を上げました。本気で怒ってます。
一人送っていくらのエージェントビジネスの息の根が止まることを祈ります。
カナダでは、特に本気の議員たちがこんな動きを開始しました。(CTV)
1.新しくカナダにやって来る留学生を詐欺と虐待から守るため、カナダ中にあるInternational student program調査に乗り出し、規制を厳しくし、違反したエージェントや教育機関に重い罰則を課す
議員たちはこんな声明を出しました。
「カナダの留学生プログラムは、その成功からの犠牲者とも言える。留学生たちはカナダで学びたいという強い欲求を持ちやって来るが、高すぎる授業料、虐待など、多くの酷い体験に遭遇している。それらの困難を乗り越えるために留学生が必要とするサポートは、ほとんどの場合ゼロである。」
特に最近の留学生たちは(高校・大学・語学学校すべてを含む)現在のカナダが直面する経済的・社会的問題を引き起こした悪者として、現在のカナダではマイナスの存在と見られるようになった。住宅事情が最悪なのは留学生がたくさん来るから。社会が不穏なのは外国人である留学生のせい、など。しかし、留学生こそが犠牲者であり、現存するカナダの留学生プログラムこそが悪者。
正直で、誠実な留学生プログラムに戻すことで、留学生受け入れがカナダの国にも留学生にも恩恵があるようにするべき。
それが今。
2.最初の一歩として、DLI(designated learning institutions:カナダへの学生ビザ申請用の入学許可書はこれに認められた教育機関のみ{大学・カレッジなど]、高校はDLIは必要ない。)に属する教育機関への国家調査を要請
まず、各教育機関の財政調査を行い、留学生授業料に頼る割合などを調べる。
特に厳しい調査を行うのは、DLIにリストアップされている私立カレッジで、留学生が到着後十分なケアがなされているか、住居は面倒みているか、法的な権利を十分説明しているか、雇用の可能性(不可能性も)を正しく説明しているか、性的虐待の多さを十分前もって説明しているか、などを徹底して調べる。
3.カナダに来る留学生の劇的な増加の裏を調査
2022年にカナダが受入れた留学生の数は807,750名。2008の4倍にも当たる。議員たちは、この増加をThe federal economic action plan(2011)と結びつけている。このプランは、2022年には留学生総数を2倍にすることが目的だったが、何とそのゴールは2017年に早くも達成された。
カナダにいる留学生数で一番多いのはインド人、次が中国、フィリピン、フランス、ナイジェリア、イラン、韓国、ベトナム、メキシコ、アメリカと続く。それら留学生はカナダ経済に大きな貢献をしており、2018年には22億ドル、218,000の雇用を生み出した。
4.政府からのファンド減少により、留学生の払う高い授業料を当てにするようになったカナダの教育機関についての調査報告
オンタリオの場合、州政府からの余りにも低い援助のため、大学・カレッジは経営に必要な費用を留学生授業料に頼るようになった。留学生授業料が年に20%というものすごい勢いで上がり続けているのはそれが理由。現在、オンタリオ州では、教育機関の稼ぐ収入のなんと68%が留学生の授業料からということ。
更に悪いことには、経営資金を過度に留学生授業料に頼るだけで、本来高い授業料に見合うケアを受けられるはずの留学生にはほとんど見返りのない結果となっている。
5.リベートで動くエージェント
そんな中、エージェントは留学生の払う授業料のうち15〜20%をコミッションとして紹介した教育機関から受け取っている。中には、30%のリベートを払う教育機関もある。これをもとに計算すると、留学生一人につき、エージェントは$1,500〜$7,500の収入となる。
カナダの議員たちは、この事実に加え、裏で動くエージェントのことを非常に問題視している。勧誘時に嘘をつき、あるいは本当のことを言わず、一旦リベートを受け取るや留学生の面倒は見ず、カナダに無知な留学生を食い物にしていると、指摘。
また、エージェントは、一番リベートの取れる教育機関だけを紹介し、実際卒業してもPGWP(Post Graduation Work Permit)の資格さえないカレッジに送り込む。つまり、エージェントは留学生の将来など全く考えず、自分たちが儲けることを第一義にした勧誘をしている。
(*エージェントが紹介する高校も、自分たちにリベートが入るところのみ。生徒ひとりひとりに合わせた紹介ではないことをよく認識して下さい。最近は、Burnaby, Coquitlam, New Westminster, Langleyなどを紹介されたとの相談が多いです。リベート率が良いのでしょうね。酷い地域ですが。)
6.エージェントの嘘
議員調査レポートは、エージェントや私立カレッジが乱発する空約束も問題視。
実際とはかけ離れたキャリアプロジェクト(日本のエージェントが宣伝するコーププログラムなど)、取れるはずのない就労許可、永住権への希望などを悪用し、留学生勧誘を行っている。
私立カレッジの中には、そこから公立カレッジに編入出来るなどの嘘をつき、その嘘がバレたあともリファンドにも応じず授業料全額を払わせている。
7.嘘で塗り固められたInternational student program
女子留学生が性的虐待を受けるケースが頻発しており、しかもエージェントやカレッジ側に「移民権が取れなくなる」と脅され泣き寝入りすることが多い。劣悪な住宅環境、雇用されない、雇用主とのトラブル、空手形のような「将来永住権が取れる!」という政府の無責任なコメントも深刻な問題を起こしている。
政府の述べる「留学生は永住権獲得に有利」は確かに間違いではないが、「実際の永住権にはかなりの競争が存在する事実を」隠しているとレポートは非難している。これら大きな問題山積のカナダ留学プログラムは、詐欺まがいエージェントやただDLIの資格のみを売り物にする教育機関により、更に悪化の一途を辿っている。
自分たちの儲けのために留学生を利用するInternational student program。
鋭いメスを入れる時期である。

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やっと動いたか、が実感です。1994以来、長い長い道を走りながら日本の親子に実態を伝え続けて来ました。「あら探しばかりしている」「ネガティブすぎる」と、まだ思いますか? ポジティブな嘘を聞きたいならエージェントに行けばいいですね。
この2〜3年でカナダのInternational student programはボロボロ崩れていくと期待しています。残るのはやはり、昔からの伝統ある大学だけかも。つまり、相当高い元々の基本学力がないと、留学は非現実的。
それが本来の「留学」のはずでしたよね。
誰でも「留学」出来ると呆れる勘違いを起こしている日本にも届くでしょうか。
カナダの学校たちがエージェントを排除し、誠実になったら
カナダにいらっしゃい!
