11/7 カナダのCollegeとUniversityの違いを本当に知っていますか?

カナダのTertiary Education(Secondary school以降の教育)には、大きく分けて2つの種類があります。
ひとつはCollegeと呼ばれ、もうひとつはUniversityと呼ばれます。

カナダ大学留学を目指す方には、必ず知っておいてほしい大切な違いです。
(*注意:私立の詐欺まがいの学校もカレッジを名乗ります。本物のカレッジは州立のみです。)

🇨🇦まずCollegeもUniversityも教育のゴールは同じ。ここも大事です。🇨🇦

・学生が卒業後に就労するために必要なスキル・資格への教育を提供すること

しかし、この大事なことも実は日本からやって来る学生にはよく理解出来ないようです。
なぜなら、日本の就活とやらは特定の専門知識・スキル・資格を前面に押し出すというよりは、まるで同じ洋服を着て同じ髪型をした大群から一番会社に合いそうな人間をピックアップすることだと解釈しています。
ですから、カナダ大学留学しても自分だけの大切なギフトを伸ばす専門分野を勉強するというよりは、何となくかっこよさそうなコースをランダムに取り、結局明確なスキルも資格も取れないことが途中で発覚するが時に遅しが、結構多いようです。
日本的意識のままカナダ大学留学してしまった悲劇です、超高額な授業料をカナダ経済にばら撒いた後で後悔しても遅いです。

カナダで、いや日本の外の世界で仕事にありつくためには、特別な専門知識・スキル・資格がまず必要。

それを備えた自分を売り込むことが就職活動です。
身なりも違えば髪型ももちろん個性的、そうじゃないと「みんな一緒」の人なんて何のプラスにもならないですから。
自分のアピールにも何もなりません。

それが、日本の外で起こっていることですよ、大学留学希望のみなさん。
カナダのUniversityだけでなく、Collegeとは?を確実に理解することがとても大切な理由が「特別な専門知識・スキル・資格」です。
さぁ、ここからが大切な情報です。

🇨🇦カナダのCollegeとは?

・特別な専門知識・スキル・資格を学べるが、社会ですぐに使えるような実用的・実際的なスキルに集中している。

 実験室を使う訓練、インターンシップなど。カレッジのプログラムの多くは特定のビジネスと契約しており、そこで学生の訓練を行う場合も多い。社会がどんなスキルを求めているかに直結した教育を行うのがカレッジ。
従って、カッレジ卒の学生はすぐに仕事に就くことがほとんど。

・カレッジのほとんどのプログラムは2年のDiplomaコース(1年、半年のものもある)で実用的なことに特化した訓練内容。

 *Universityは実用的ではなく抽象的なアカデミックな内容で社会のプロフェッショナルを養成するのが目的。理論を中心にした学びがほぼ4年のDegreeにつながる。

・カナダにはカレッジに類似したInstitute, CEGEP(ケベック州のみ), Polytechなどの教育機関があるが、内容はカレッジとほぼ同様。

🇨🇦どんな学生がCollegeに行く?

・カレッジの大多数は高校卒業後すぐに入学し、Diplomaが取れ次第就業する。
 一部の学生は、社会で働いた後スキルを上げる目的でカレッジに戻る。
 カレッジ学生の平均年齢は27歳、年齢の高い学生も多い。

*最近の傾向として、University卒業し仕事を見つけられない学生が、即戦力として採用されやすいCollegeの実用的なスキル資格を求めて入学するケースが増えている。

 ・例えばEnglish(英語言語・文学)専攻でDegreeを取った学生が仕事をみつけられず(この専攻では難しいです)、その分野の知識を生かし、CollegeのPublic relationsのDiplomaを取りに行くこともよくある。

 ・Engineering DegreeをUniversityで取ったあと、採用される確率を増やすためCollegeでのSoftware quality assuranceの資格を取ることも多い。

 ・非常に興味深い統計として、College学生の37%は以前にUniversityに通ったことがあるが、Degreeは諦めCollegeのDiplomaを目指している。また34%はすでにUniversityのDegreeを取得済み。

🇨🇦Collegeからはどんな資格がもらえる?

・Certificate:ほとんどは初心者の職業訓練1年コース

 コースの種類は多岐に渡る:cannabis cultivation, heavy equipment operation, plumbing, office administration, firefighter education and training, urban forestry, and carpentry, to name a handful.

 *すでにUniversity Degreeを取得、実用的な資格を目指してCollegeで再訓練を受ける学生には特別なCertificateもあるが、ここでは割愛。

Diploma

 テクニカル、管理部門、特定なプロフェッショナルとしての訓練をするプログラム。
 例えば:a diploma in aircraft maintenance, animation, video game development, accounting, nursing, public relations and social work
 プログラムや州により(カナダは州により教育制度が異なる)異なるが、Diplomaに至る時間は2〜3年。

 3年のDiplomaを得た学生はAdvanced Diplomaを取得し下記の分野などで働く。
 technical or management roles in fields as varied as biotechnology, computer engineering, business administration, aerospace manufacturing and journalism

Bachelor’s DegreeもCollegeで?

・そう、Bachelor’s DegreeもCollegeからもらえます。現在カナダ全土の98のCollegeではBachelor’sDegreeコースを持つことを認可されています。ただ、プログラム内容はかなりCollegeに特化されたものです。
 art history, criminology, economics and supply chain management, among many others

 期間はUniversityと同じ、うまく単位を取っていけば4年、日本からの留学生の場合は5〜6年をみておくことです。

🇨🇦Collegeの学費は?

・カナダ人、永住者にはUniversityの学費よりは低めです。例えばBC州の場合、1年の学費が$3,765、Universityが$5,770です。 

 ただし、留学生はこれの約3〜5倍の学費を要求され、また各Collegeにより留学生用にはより高い学費を求めるところがありますので、要注意。

🇨🇦CollegeでBachelor’s Degreeを取る利点は?

・ここまで読んで来ておわかりのように、Collegeは社会の即戦力を訓練するところです。最新のテクノロジー、スキルを教え、採用するビジネスが今求めている人材を輩出しています。

 ですから、CollegeからのBachelor’s Degreeも同様に扱われます。もともとCollegeのBachelor’s Degreeコースは企業の要請で出来たところも多く、例えばCICan 会社は、自社に合わせた職業訓練も含めたプログラムを含めたBachelor’s Degree取得者を多く採用し、またGeorge Brown Collegeでは、建設会社からマネージャーを育て訓練してくれるよう要請を受けそのBachelor’s Degreeコースを作っています。

カナダは広大な国です。

カナダの95%の人は、最寄りのカレッジから50キロ以上離れた所に住んでいます。(私もです!)
そのために数の少ないUniversityだけでなく、Collegeを最大活用し、カナダ社会を繁栄させる知識・スキル・資格を持った若者を訓練するシステムが整っているわけです。

________________

日本から大学留学〜〜!とやってきて、結局ついていけず、いろんな理由で勉強から遠ざかり、親が払ってくれる高額の授業料を結果もなく使うだけ。周りのアドバイスも聞く気もなく、うつ状態か引きこもりになり、やがてカナダから去って行く。
かなりの数になると思います。

先日もそんな穴から助け出したかった留学生にカレッジに移る話をしましたが「短大なんかに留学したんじゃない」と親が一蹴してしまいました。
あらら。その学生のうつろな目が忘れられません。

上のCollege説明を読んでいただいたみなさんなら、おわかりですよね。
人間にはみなそれぞれの特性と、アカデミック能力の差があります。
社会で活躍し、やりがいのある人生を送る準備をしたいのであれば、みんながみなUniversityに固執する教育はおかしいです。

🇨🇦カナダはそれを知っています。

日本は未だ「みな大学にとにかく入り、そのうち何となく卒業し、とにかく何か仕事に就く」国ですか。
世界から取り残されている理由が見えるようです。

カナダのUniversityまたはCollegeにいらっしゃい!