10/28 カナダ留学ニュース:悪質な学校・エージェントを取り締まるルール制定

エージェントが偽の入学許可書を出し、留学生を勧誘した結果、それらの留学生たちが(100名以上に上ります)強制送還命令を受けるという大きな事件が起こっているカナダです。
それら悪質エージェントや、グルになって留学生授業料のボロ儲けを企む学校を取りしまるための法律が出来ます。

カナダ移民局大臣Millerが発表しました。
今年になって発覚した偽入学許可書事件は、実は2017年以来留学エージェントたちが始めた非常に悪質な詐欺としてカナダ政府が真剣に対策を考えていたものです。

新しい法律は12月1日から適用され、留学生を受け入れるすべての教育機関は発行する「入学許可書」をカナダ移民局に提出し確認を得ることが必要となります。また、各教育機関が留学生に提供するサービスの質を調査し、サービスの質が高い機関から優遇していくとも発表しています。特に学生ビザ取得に関しても、優良とみなされた受入れ機関を目指す留学生のビザプロセスを早める予定だそうです。

カナダの大学留学を希望する日本の方は余りにも世界を知らず、甘い考えを持っていることが多いです。悪質留学エージェントの言葉巧みな勧誘に簡単に釣られた方は膨大な数に上ると思います。「カナダの大学留学は、語学学校・コミュニティ・カレッジから簡単に出来ますよ」と宣伝しているエージェントは絶対に避けること、です。

法律が実施される前に、駆け込み勧誘しよう!という罠に落ちないよう気をつけてください。
カナダの大学留学には日本でのトップクラスの成績+入念な学習準備が必須であることをお忘れなく。

そして。
ここが肝心。

エージェントの「悪いことは一切言わない勧誘」により、カナダの高校にも多くの日本人高校生が送られて来ます。
カナダ各地の教育委員会が関与しますので、さすがに偽入学許可書は未だニュースにはなっていませんが、それに近い怖い現実を多く目にしてきました。

「え?そんなことも知らずに署名したんですか?」と、非常に大事なことを隠したまま日本の親が署名したことにより、その後の日本人留学生の権利がすべて拒否されるケースが最近増えて来ています。

「カナダに高校留学したい!」とエージェントにおんぶに抱っこで手続きした方はいませんか?言われるまま、詳細を理解しないまま署名、出願し、今度はCustodianフォームにも公証人の前で署名し、そこに書かれているカナダの公証人を知りもしないまま、大事な子供の運命を託す。
めちゃくちゃですね。
親権放棄に近いです。

また、最近は受入れ学区もずるくなったようで、出願フォームを公開していないところがほとんどです。
その学区のエージェントとして登録し、ゴマすりしながら契約してもらい、エージェントとしてログインしないとダウンロードも出来ない学区がほとんど。見られたら都合が悪いことでも書いているんでしょうか、それしか理由が思い当たりません。

Case Studyを少しご紹介しますので、心当たりのある方は早めに対応なさることを勧めます。

何が起こっているか意味がわからない方はご相談にも応じています。
カナダ受入学区が書くしまくっている出願書類も手にいれましたのでCase Studyの箇所に載せています。
ご自分がどんな書類に署名したのかもよく理解出来ると思います。

Case Study−1

カナダの高校から「退学通告」が来た日本の親。
「なんで、まず親に連絡が来ないんでしょう。親にも何もなしで子供を退学させるなんで出来るんですか?」

はい、出来ます。
出願書類にこんな文言があったのを知りませんでしたか?

未だ少し善意の感じられるアルバータ州学区からの出願書類です。

この部分が不気味です。
The CBE (カルガリー学区) reserves the right to expel a student and return him/her home, at the parent’s expense and without refund of tuition and other fees, for violating the following guidelines.

受入れ学区には留学生を追い出し、親の費用で母国に送り返す権利を有します。授業料の返還はありません。
また、一旦Custodianを任命した日本の親は、何も言う権利はありません。Custodianがあなたの大事な子供の運命を決めます。
「それにも署名しましたよね?」と聞くと「はい」
「このCustodianは知っている人ですか?」もれなく「いいえ」が返ってきます。
まるで姥捨て山ならぬ、「子捨て留学」か?と寒気を覚えることもあります。

Case-Study-2

「うちの子は日本が窮屈で自由がないと言いカナダに高校留学しました。お友達も出来、パーティに誘われお酒を飲むこともあるみたいでした。マリファナもそんなお友達からもらったようで、それを学校に見つかり即退学・強制退去になりました。」

カナダの同級生が普通にやっているのに、なんでうちの子だけ。。。。
この親のセリフにも唖然でしたけどね。
留学生にはほぼ自由なんてないですよ、カナダでは。

The following guidelines (これを破ったら即退学・強制退去)に含まれているひとつ:
“I will obey the law of Alberta and Canada and I will not purchase or consume alcohol or illegal drugs regardless of my age.

Case-Study-3

ホストファミリーを2回変えたあと、もう一度文句を言ったら退学帰国させると言われました。そんなことって出来るんですか、カナダ側に?

はい、出来ます。
これ読んでないですか?

“I will follow all policies of the CBE, the school, and my homestay family.”

つまり、どんな酷いホストであろうとも、その人達の方針に必ず従うこと、これが出願の条件でした。
留学生には権利はありません。

Case-Study-4

授業の難しさと生活のストレスでしばらく学校に行けなかった後、学校から退学勧告が来ました。これって、留学生の体調や精神状況には全く気配りがないですよね。

そう、全くないですが、ここの条項読みませんでしたか?

“I will attend all CBE classes and hand in all homework and assignments. I understand that ‘skipping’ classes is never permitted.”

これを守らなかったからです。
学生ビザが発行された条件は、「カナダで一生懸命勉強すること」です。
それを怠った場合は、ビザ要件から外れ、次期のビザ更新は却下されます。
高校側はそんな生徒を受入れたことが移民局に知られるのを避けるために、欠席が多かったり、宿題を出さない留学生にはせっせを退学勧告をします。

Case-Study-5

ホストから家の中をパンツで歩き回っていると言われた高校留学生男子が強制退去になりました。
ま、その行動もかなり問題ですが、親も宣誓に近い署名をしたことを知っていますか?

また、日本でうつ病治療のため病院にかかったことのあった女生徒。友達との会話か何かでそれがバレ、ただちに「退学勧告」。その生徒はまもなく帰国しました。

“I declare that my child has not history or criminal behaviour, no criminal or civil law charges, no history of sexual impropriety, behavioural problems, or mental illness.”

つまり、親は本当のことを言わずに申請したとみなされたわけです。
どんな些細なことでも必ず受入れ学校に伝えておくこと。
後でわかった場合は、隠していたとみなされ、退学の憂き目にあいます。

カナダは特に行動面、精神的問題には厳しい国です。
過去に起こったことかどうかなどは関係ないです。
そのような問題を持ってい、あるいは持っていた未成年は絶対に送らないこと、これが常識です。
あっという間に送り返されますよ。

エージェント?
とにかく送ろうと必死で「追加書類がいる」とか「学区と特別に相談する」とかの常套手段を使うので要注意。
本当に伝えて学区からNOが出ると儲けになりませんので、闇に葬ってしまいます。

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高校留学の親は必ずすべての書類の内容を理解してから署名すること。

悪質詐欺まがいエージェントに要注意。

カナダには正式大学留学にいらっしゃい!